トヨタが07年国内新車販売計画、事実上下方修正

トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は9日の新車発表で、07年の国内販売計画(172万台)を、前年実績比2%程度減の160万台半ばに事実上、下方修正 した。1~9月の累計販売台数が前年同期比8%減と低迷しているためで、トヨタの下方修正は国内販売が減少に転じた05年以降では初めてとなる。業界最大 手が10万台近い大幅な計画未達に追い込まれる姿は、国内市場の極度の冷え込みを象徴している。 渡辺社長は06年末に発表した当初計画の達成について、「大変厳しい。07年10~12月の販売を前年同期比10%以上増やし、160 万台半ばぐらいまで売っていきたい」と述べ、計画達成を事実上断念した。07年の販売台数が06年実績(169万2000台)を下回るのもほぼ確実で、 05年以来3年連続の前年割れとなる。

トヨタは12月1、2日に東京・台場で28車種を集めた大規模な無料試乗会を開いて追い込みをかけるが、国内市場は前年同期比8%減のペースで推移しており、今年最後の新型車発表の席上で下方修正を余儀なくされた。

日産自動車の1~9月の国内販売台数も前年同期比7%減。「マーチ」「キューブ」など定番車種の売り込みに力を入れるが、志賀俊之・最高 執行責任者(COO)は「予想を上回る市場の厳しさだ」ともらす。ホンダも同12%減で、前年割れが濃厚。今月下旬に全面改良を予定している最量販車 「フィット」での巻き返しに、期待を込めている。

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